【宝石雑学】鑑別と鑑定の違い
2015
03
こんにちは。
宝石の雑学ですね。
クイズ番組にもでてきませんが、宝石の鑑別と鑑定は全く別物なんです。
知識の有無で怪しいお店や詐欺師が見抜けるかもしれません(笑)
鑑別とは
宝石の種類を確かめるときは鑑別なんですね。
種類を確かめようってなったら鑑別です。
ルビー、サファイア、オパール、ダイアモンドなどで偽物かどうか調べるのによく使われます。
検査項目がいくつかあって、たいていは2つ以上の検査で調べられます。
ちなみに、鑑別は光を利用するものも多いので、透明でない石ほど難易度が上がります。
トルコ石やサンゴなどは難易度高いですね。
さらに、合成石かどうかも難しい。
なにしろ、人工的に作った石は天然ものよりも純粋な宝石なんですね。
鉱物学的には天然の宝石よりもきっちりした宝石と言えます。
だから、高額な宝石で合成石かどうか調べるにはきっちりと専門機関で鑑別してもらいましょう。
鑑定とは
鑑定とはダイヤモンドに対してだけ行います。
ダイヤモンド、ONLY YOUって感じですね。
石の種類ではなく、ダイヤモンドの等級を調べる際に使う言葉です。
間違っても鑑定書付きのサファイアやルビーはありません。(鑑別書付きはあります。)
ダイヤモンドっていうのは、数ある宝石のなかでも特別なんですね。
何が特別って、価値がきっちり決まっている点です。
ダイヤモンドはシンジケートというものがありまして、流通量を一定にしております。
そのため、一気に出回るということがなく、値崩れせず、価格が安定します。
すなわち、資産としての価値があります。
資産としての価値があるからこそ、鑑定書が大切なのです。
鑑定することでしっかり価値を確定させるわけです。
値段がハネ上がる1.00ct以上は鑑定書が欲しいですね。
逆に、ほかの宝石はきっちりと価格が決まりにくいです。
安くなったり、いきなり高くなったりします。
一番良い例がパライバトルマリンという宝石です。
とある地方で1年ほどしか採れなかったパライバトルマリン・・・。
産出した当初は他の色のトルマリンと大差ない値段で買いたたかれたらしいです。
しかし、採れなくなったら希少性が上がって値段が上がったと。
大雑把に言うとこんな感じです。買いたたかれた鉱山の持ち主は損しましたね。はい。
こんな風に産出量など、その他もろもろの要素でほかの宝石の価値は変動します。
現在の宝石の適正価格は第一線にいる宝石商じゃないと見極めが難しいでしょうね。
と、余分な話も挟んでしまいました。
まとめるとこんな感じです。
鑑別・・・宝石や鉱物の種類を調べる。
鑑定・・・ダイヤモンドの等級を調べる。
宝石を扱う人にとっては常識ですので、ちょっと怪しいなぁとおもったら探りを入れてみましょう。
それでは。
宝石の雑学ですね。
クイズ番組にもでてきませんが、宝石の鑑別と鑑定は全く別物なんです。
知識の有無で怪しいお店や詐欺師が見抜けるかもしれません(笑)
鑑別とは
宝石の種類を確かめるときは鑑別なんですね。
種類を確かめようってなったら鑑別です。
ルビー、サファイア、オパール、ダイアモンドなどで偽物かどうか調べるのによく使われます。
検査項目がいくつかあって、たいていは2つ以上の検査で調べられます。
ちなみに、鑑別は光を利用するものも多いので、透明でない石ほど難易度が上がります。
トルコ石やサンゴなどは難易度高いですね。
さらに、合成石かどうかも難しい。
なにしろ、人工的に作った石は天然ものよりも純粋な宝石なんですね。
鉱物学的には天然の宝石よりもきっちりした宝石と言えます。
だから、高額な宝石で合成石かどうか調べるにはきっちりと専門機関で鑑別してもらいましょう。
鑑定とは
鑑定とはダイヤモンドに対してだけ行います。
ダイヤモンド、ONLY YOUって感じですね。
石の種類ではなく、ダイヤモンドの等級を調べる際に使う言葉です。
間違っても鑑定書付きのサファイアやルビーはありません。(鑑別書付きはあります。)
ダイヤモンドっていうのは、数ある宝石のなかでも特別なんですね。
何が特別って、価値がきっちり決まっている点です。
ダイヤモンドはシンジケートというものがありまして、流通量を一定にしております。
そのため、一気に出回るということがなく、値崩れせず、価格が安定します。
すなわち、資産としての価値があります。
資産としての価値があるからこそ、鑑定書が大切なのです。
鑑定することでしっかり価値を確定させるわけです。
値段がハネ上がる1.00ct以上は鑑定書が欲しいですね。
逆に、ほかの宝石はきっちりと価格が決まりにくいです。
安くなったり、いきなり高くなったりします。
一番良い例がパライバトルマリンという宝石です。
とある地方で1年ほどしか採れなかったパライバトルマリン・・・。
産出した当初は他の色のトルマリンと大差ない値段で買いたたかれたらしいです。
しかし、採れなくなったら希少性が上がって値段が上がったと。
大雑把に言うとこんな感じです。買いたたかれた鉱山の持ち主は損しましたね。はい。
こんな風に産出量など、その他もろもろの要素でほかの宝石の価値は変動します。
現在の宝石の適正価格は第一線にいる宝石商じゃないと見極めが難しいでしょうね。
と、余分な話も挟んでしまいました。
まとめるとこんな感じです。
鑑別・・・宝石や鉱物の種類を調べる。
鑑定・・・ダイヤモンドの等級を調べる。
宝石を扱う人にとっては常識ですので、ちょっと怪しいなぁとおもったら探りを入れてみましょう。
それでは。