ロウ付けは接着面がモノをいう。
2015
15
こんにちは。
金属と金属をくっつけるロウ付け,彫金では必要不可欠な技術です。
実は接着面がいい加減でも,一応ロウ付けはできます。
だからこそ,ロウ付けは接着面がモノをいうのです。l
時間が経つととれる。
接着面が密着していないと,そのうち取れてしまいます。
きっちりと隙間ない面と面でなければなりません。
ロウ付けは,その実,ロウをたくさん使えばいいというものではありません。
隙間を埋めるためにロウをたくさん使うのはご法度です。
金属と金属の隙間が開くほど接着する力は弱くなります。
火,熱,フラックス,などより接着面は重要!
火の当て方,熱の伝わり方,フラックスの状態などなど
ロウ付けを上手くやるための要素はいくつもあります。
しかし,たいていは失敗するとすぐにわかります。
ロウが変な方向に流れたり,くっつかなかったりするためです。
これに対して接着面で失敗したのがわかるのは数年後だったりします。
ぱっと見で失敗したとわからないのが怖いところなのです。
ロウ付けは最初は失敗することが多いです。
そのため,経験が浅いほど,くっつけばいいやとなりがちです。
長く使うものなら,接着面は本当に気をつけましょう。
それでは