荒らしタガネの作り方
2023
22
こんにちは。
こちらは手彫り工房の彫金教室です。
バックナンバーはコチラから
石留まで書いて、もうここまで書けばいいだろうという感じでした。
しかし、ちょくちょく書き漏らしが散見されます。
ですので、気づき次第、補足として書いて参ります。
今回は荒らしタガネ。
表面を荒らしてマット調にしたいときに使います。
ならしタガネと途中まで同じですし、
そんなに迷わないかなとも思いましたが、
一応書いておくことにいたしました。
荒らしタガネだけ作りたいという方もいるかもしれませんし。
用途に合わせた形、大きさの赤タガネを用意しましょう。
初めてなら正方形のメン2号か3号くらいが良いハズ。
広い面積を荒らしたいなら4号以上。
狭かったり細かったりするところを荒らすなら、
メン1号や片切を成形するのもアリでしょう。
今回は使っていないポンチの赤タガネを荒らしタガネにしていきます。
↓恐らくメン2号だと思います。

まず切りたい所を目じるし兼ガイドとして
ヤスリで一周グルっと削っておきます。

削れなかったら、適宜バーナーでナマしていきましょう。
一周グルっとヤスリで削ったら、切っていきます。
普通の糸ノコで切れますが、刃は悪くなりますね。
半分に折れたイトノコ刃などがあれば、使っても良いでしょう。
中心の方はあまりナマされていないので、
こちらも適宜ナマしていきましょう。

糸ノコで切った時に恐らく大きな傷や段差ができているので、
大まかに平らになるまで削っていきます。


なお、傷や段差を放置すると模様にクセがでます。
それはそれで良いという場合は残しても良いかもしれませんね。
平らにしたら、バリ取りも兼ねて角を軽く丸めてきます。

そうしたら、ナマしてヤスリを叩いて
荒らしの模様をタガネにつけていきます。
同じ場所で叩いていると模様にクセがつくので、
タガネをクルクル回したり、叩く場所を変えるなどしましょう。

写真では適当なヤスリでやっています。
これもヤスリが痛むので100均の鉄工ヤスリなどがオススメです。
模様をつけたら焼き入れして完成。
焼き入れ、忘れないようにね。荒れた表面がへたっちゃうので。
↓写真だと分かりにくいですが、打った所が荒れてマット調になってます。

以上、いかがだったでしょうか。
今後も書き漏らしがあったら追加していく・・かもしれません。
それでは。
こちらは手彫り工房の彫金教室です。
バックナンバーはコチラから
石留まで書いて、もうここまで書けばいいだろうという感じでした。
しかし、ちょくちょく書き漏らしが散見されます。
ですので、気づき次第、補足として書いて参ります。
今回は荒らしタガネ。
表面を荒らしてマット調にしたいときに使います。
ならしタガネと途中まで同じですし、
そんなに迷わないかなとも思いましたが、
一応書いておくことにいたしました。
荒らしタガネだけ作りたいという方もいるかもしれませんし。
赤タガネをナマして切る
用途に合わせた形、大きさの赤タガネを用意しましょう。
初めてなら正方形のメン2号か3号くらいが良いハズ。
広い面積を荒らしたいなら4号以上。
狭かったり細かったりするところを荒らすなら、
メン1号や片切を成形するのもアリでしょう。
今回は使っていないポンチの赤タガネを荒らしタガネにしていきます。
↓恐らくメン2号だと思います。

まず切りたい所を目じるし兼ガイドとして
ヤスリで一周グルっと削っておきます。

削れなかったら、適宜バーナーでナマしていきましょう。
一周グルっとヤスリで削ったら、切っていきます。
普通の糸ノコで切れますが、刃は悪くなりますね。
半分に折れたイトノコ刃などがあれば、使っても良いでしょう。
中心の方はあまりナマされていないので、
こちらも適宜ナマしていきましょう。

平らにけずってヤスリを叩く
糸ノコで切った時に恐らく大きな傷や段差ができているので、
大まかに平らになるまで削っていきます。


なお、傷や段差を放置すると模様にクセがでます。
それはそれで良いという場合は残しても良いかもしれませんね。
平らにしたら、バリ取りも兼ねて角を軽く丸めてきます。

そうしたら、ナマしてヤスリを叩いて
荒らしの模様をタガネにつけていきます。
同じ場所で叩いていると模様にクセがつくので、
タガネをクルクル回したり、叩く場所を変えるなどしましょう。

写真では適当なヤスリでやっています。
これもヤスリが痛むので100均の鉄工ヤスリなどがオススメです。
模様をつけたら焼き入れして完成。
焼き入れ、忘れないようにね。荒れた表面がへたっちゃうので。
↓写真だと分かりにくいですが、打った所が荒れてマット調になってます。

以上、いかがだったでしょうか。
今後も書き漏らしがあったら追加していく・・かもしれません。
それでは。