ならしタガネをつくる 覆輪留め下準備
2020
05
こんにちは。
こちらは手彫り工房の彫金教室です。
バックナンバーはコチラから
今回は覆輪を倒すためのならしタガネを作っていきます。
↓ならしタガネ

1.タガネを切る
2.角を削る
3.滑らかにする
4.研磨剤で磨く
まず、赤タガネを糸ノコで切って
長さを調整をしつつ、先端の表面を平らにしていきます。
どこを切るかは手の大きさで多少変わるのですが、
大体7~8㎝くらいです。
短い方が狙いがつけやすく取り回しも良いものの、
短すぎると指や手にハンマーが当たって使いづらくなります。
そのため、片切1号や2号ならあまり切らなくても良いかもしれません。
長さがちょうどよいと思ったら、ヤスリで削って平らにしましょう。
赤タガネは糸ノコで切ることができます。
刃の太さは#1か#2くらいがオススメです。
まずは赤タガネの切りたい場所をヤスリで傷つけます。
刀刃(かたなば)や鎬(しのぎ)といったヤスリが使いやすいです。
平でも角をうまく使えばできなくはありません。
次に糸ノコでグルっと傷をつけます。
この傷はガイド役なので、
斜めにならないよう慎重にまっすぐに傷をつけます。
その後もう少し深く切り、傷から溝といえるくらいにします。
2度に分けて切ることで、
より真っすぐに切りやすくなります。

切っていくと刃が通りづらくなってきます。
一面が切りづらくなったら別の面を切っていきます。
全面切りづらくなったら、バーナーでナマします。
そうして、切ってはナマしてを何回か繰り返すときれいに切断できるはずです。
切断出来たら、平面部分をキレイにするために軽くヤスリがけします。
もし切断面が斜めになっていたら、
水平になるまでヤスリ掛けしましょう。
ほぼそのままです。
2.角を削ります。
四隅の角はちょっとだけ大きめに。ほかの角は小さめに削ります。
平面の部分が覆輪に当たるので、あまり大きく削りすぎないようにしましょう。
3.滑らかにします。
角を削ると新たに小さな角が出てきますよね。
それをなでるように削って滑らかにします。

ここでも注意してほしいのは、強く削らないことです。
特に、平面部分はできるだけ削らないようにしましょう。
使うのは、
目の細かいヤスリや100均のダイヤモンドヤスリがオススメです。
目の粗いヤスリは使わないようにしましょう。
リューターがあるなら、
#400くらいのロールサンダーを使うのもアリです。
ここまでくれば後は簡単。研磨剤で磨くだけです。
まず、青棒などの研磨剤を硬めの木の板に擦り付けます。
板になかなか付かない場合は、
ドライヤーやバーナー(遠火)で青棒を温めてやりましょう。
↓これくらい付けばOK

木の板は硬めなモノがオススメ。
こちらの木材博物館さんの硬さ順のやや硬い以上なら大丈夫だと思います。
硬さ並は何回も使わないならOKかなという感じ。
やわらかい木材だと表面ボコボコになって使いにくいです。
ちなみに私は中学生の頃に彫刻の授業で使った木の裏面を使っています。
何の木かはわかりませんが、確実に広葉樹ではあり、かなり硬いです。
当時も硬くて大変だった記憶しかないし、研磨しても全然へこみません。
(なんてもの彫らされていたんだろう?バルサでいいじゃないか。)
研磨剤が木の板についたら、
タガネも擦り付けるようにして磨いていきます。
これでわずかに残った角も取っていくので、
念入りに全体をこすっていきましょう。

なお、板が手元にない場合は
青棒に直接タガネを擦り付けてもできなくはないです。
触った感じ凹凸がなくツルツルになっていれば完成です。

次は銀板からパーツを切り出していきます。
それでは。
こちらは手彫り工房の彫金教室です。
バックナンバーはコチラから
今回は覆輪を倒すためのならしタガネを作っていきます。
↓ならしタガネ

作成手順
1.タガネを切る
2.角を削る
3.滑らかにする
4.研磨剤で磨く
タガネを切る
まず、赤タガネを糸ノコで切って
長さを調整をしつつ、先端の表面を平らにしていきます。
どこを切るかは手の大きさで多少変わるのですが、
大体7~8㎝くらいです。
短い方が狙いがつけやすく取り回しも良いものの、
短すぎると指や手にハンマーが当たって使いづらくなります。
そのため、片切1号や2号ならあまり切らなくても良いかもしれません。
長さがちょうどよいと思ったら、ヤスリで削って平らにしましょう。
赤タガネは糸ノコで切ることができます。
刃の太さは#1か#2くらいがオススメです。
まずは赤タガネの切りたい場所をヤスリで傷つけます。
刀刃(かたなば)や鎬(しのぎ)といったヤスリが使いやすいです。
平でも角をうまく使えばできなくはありません。
次に糸ノコでグルっと傷をつけます。
この傷はガイド役なので、
斜めにならないよう慎重にまっすぐに傷をつけます。
その後もう少し深く切り、傷から溝といえるくらいにします。
2度に分けて切ることで、
より真っすぐに切りやすくなります。

切っていくと刃が通りづらくなってきます。
一面が切りづらくなったら別の面を切っていきます。
全面切りづらくなったら、バーナーでナマします。
そうして、切ってはナマしてを何回か繰り返すときれいに切断できるはずです。
切断出来たら、平面部分をキレイにするために軽くヤスリがけします。
もし切断面が斜めになっていたら、
水平になるまでヤスリ掛けしましょう。
2.角を削る 3.滑らかにする
ほぼそのままです。
2.角を削ります。
四隅の角はちょっとだけ大きめに。ほかの角は小さめに削ります。
平面の部分が覆輪に当たるので、あまり大きく削りすぎないようにしましょう。
3.滑らかにします。
角を削ると新たに小さな角が出てきますよね。
それをなでるように削って滑らかにします。

ここでも注意してほしいのは、強く削らないことです。
特に、平面部分はできるだけ削らないようにしましょう。
使うのは、
目の細かいヤスリや100均のダイヤモンドヤスリがオススメです。
目の粗いヤスリは使わないようにしましょう。
リューターがあるなら、
#400くらいのロールサンダーを使うのもアリです。
4.研磨剤で磨く
ここまでくれば後は簡単。研磨剤で磨くだけです。
まず、青棒などの研磨剤を硬めの木の板に擦り付けます。
板になかなか付かない場合は、
ドライヤーやバーナー(遠火)で青棒を温めてやりましょう。
↓これくらい付けばOK

木の板は硬めなモノがオススメ。
こちらの木材博物館さんの硬さ順のやや硬い以上なら大丈夫だと思います。
硬さ並は何回も使わないならOKかなという感じ。
やわらかい木材だと表面ボコボコになって使いにくいです。
ちなみに私は中学生の頃に彫刻の授業で使った木の裏面を使っています。
何の木かはわかりませんが、確実に広葉樹ではあり、かなり硬いです。
当時も硬くて大変だった記憶しかないし、研磨しても全然へこみません。
(なんてもの彫らされていたんだろう?バルサでいいじゃないか。)
研磨剤が木の板についたら、
タガネも擦り付けるようにして磨いていきます。
これでわずかに残った角も取っていくので、
念入りに全体をこすっていきましょう。

なお、板が手元にない場合は
青棒に直接タガネを擦り付けてもできなくはないです。
触った感じ凹凸がなくツルツルになっていれば完成です。

次は銀板からパーツを切り出していきます。
それでは。