ミルタガネの使い方 彫金教室
2018
23
こんにちは。
こちらは彫金教室です。
前回、写真が一部ブレッブレでした。申し訳ないです。
撮りなおしてもよかったのですがどうせなら詳しく書こうということで、
今回はミルタガネの使い方です。
前回の月桂樹のように飾りで使うパターンと
小さめの宝石を留めるのに使うパターンが主です。

↑のリングはマス留といって、一つの宝石に対して小さな爪を4か所作って留めています。
メレと呼ばれる小さな宝石を留めるのには欠かせないのがミルタガネです。
他の人にプレゼントする際にも、小さな石が一つ留まっていれば
「おお~本格的!」
と思ってもらえるハズ。
この先、取り上げたいところですね。
まず、爪を立てて

ミルタガネで爪を丸める

この2つだけです。
爪を立てるタガネは線彫りタガネがやりやすいですが、
片切でもできなくはありません。
重要なのは立てる爪の大きさです。
この大きさによって丸めた時の大きさも変わってきます。
目的に応じた適度な大きさの爪を・・・
といっても最初は分からないと思うので、銅板で練習して感覚をつかみましょう。
爪の立て方にもちょっとしたコツがあります。
安定感があるのは根元が太めで長さ短めのタイプ
最後にタガネを立てて少し深めに彫ると、根元が太くなります。

最後が少し深めというのもポイントです。
最後が浅いと、最悪丸めているときに取れてしまうことがあります。
樹木と同じでどっしりと根を張る感じ。
逆に根元が細く、長さが長めだと丸めにくい感があります。
深さがあれば根元が細くても困らないパターンもありますが、
↓先の方が長すぎるのはたいてい丸める時に邪魔になります。


じゃあ、とにかく根元が太くて短くすれば良いんだな!
というと、そうとも限らず・・・やりすぎもよくありません。
あまりに根元が太すぎると、ミルタガネからはみ出すためです。
↓見にくいですが、はみ出した部分が少し汚くなっています。

特に小さく丸めたいときは要注意ですね。
繰り返すようですが、適度が重要なのです。
上からだけでなく、グリグリ回すように丸めるとやりやすいです。
板にキズが付くだけではなく、ミルタガネも狂いやすくなるので力の入れすぎはお勧めできません。
強く力を入れると速くできるので、余分な力が入りがちなんですよね。
グリグリやるのちょっと気持ちいいですし。
↓グリグリ


ピッタリのミルタガネ一発でできるなら、それでOK。
ちょっとやりにくいなというときは
一つ番号の大きいミルタガネで大雑把に丸めてからピッタリのものを使いましょう。
もうちょっとしっかり丸めたいなという場合は、
逆に小さめのミルタガネで整えてやると上手くいくことが多いです。
使用頻度が高くなると、持ち手を付け替えるのが面倒になってきます。
そこで私は持ち手を買い増して、かごに入れて収納しています。

始めから全部に持ち手が付いていれば、とても楽です。
↓amazonだと高めのモノしかない・・・。
専門店の安売りで、小さい持ち手が50円で売られることもあるので待ってみるのも手かも?
以上、ミルタガネの使い方いかがだったでしょうか。
色々書いたので難しく感じるかもしれませんが、やってみれば意外と簡単なハズです。
先も書いたように、今回の内容が宝石の留めに繋がります。
ただ、ちょっと難易度の高い内容もあり、留めをすぐに扱うかどうかは未定です。
留めはドリル刃の研ぎもセットになるのですよねぇ・・・・・
彫金教室では様々な技術を紹介しております。
よろしければのぞいて行ってください。
それでは。
こちらは彫金教室です。
前回、写真が一部ブレッブレでした。申し訳ないです。
撮りなおしてもよかったのですがどうせなら詳しく書こうということで、
今回はミルタガネの使い方です。
ミルタガネの使いどころ
前回の月桂樹のように飾りで使うパターンと
小さめの宝石を留めるのに使うパターンが主です。

↑のリングはマス留といって、一つの宝石に対して小さな爪を4か所作って留めています。
メレと呼ばれる小さな宝石を留めるのには欠かせないのがミルタガネです。
他の人にプレゼントする際にも、小さな石が一つ留まっていれば
「おお~本格的!」
と思ってもらえるハズ。
この先、取り上げたいところですね。
爪を立てて丸める
まず、爪を立てて

ミルタガネで爪を丸める

この2つだけです。
爪を立てるタガネは線彫りタガネがやりやすいですが、
片切でもできなくはありません。
重要なのは立てる爪の大きさです。
この大きさによって丸めた時の大きさも変わってきます。
目的に応じた適度な大きさの爪を・・・
といっても最初は分からないと思うので、銅板で練習して感覚をつかみましょう。
爪たてのコツ
爪の立て方にもちょっとしたコツがあります。
安定感があるのは根元が太めで長さ短めのタイプ
最後にタガネを立てて少し深めに彫ると、根元が太くなります。

最後が少し深めというのもポイントです。
最後が浅いと、最悪丸めているときに取れてしまうことがあります。
樹木と同じでどっしりと根を張る感じ。
逆に根元が細く、長さが長めだと丸めにくい感があります。
深さがあれば根元が細くても困らないパターンもありますが、
↓先の方が長すぎるのはたいてい丸める時に邪魔になります。


じゃあ、とにかく根元が太くて短くすれば良いんだな!
というと、そうとも限らず・・・やりすぎもよくありません。
あまりに根元が太すぎると、ミルタガネからはみ出すためです。
↓見にくいですが、はみ出した部分が少し汚くなっています。

特に小さく丸めたいときは要注意ですね。
繰り返すようですが、適度が重要なのです。
爪を丸めるコツ
上からだけでなく、グリグリ回すように丸めるとやりやすいです。
板にキズが付くだけではなく、ミルタガネも狂いやすくなるので力の入れすぎはお勧めできません。
強く力を入れると速くできるので、余分な力が入りがちなんですよね。
グリグリやるのちょっと気持ちいいですし。
↓グリグリ


ピッタリのミルタガネ一発でできるなら、それでOK。
ちょっとやりにくいなというときは
一つ番号の大きいミルタガネで大雑把に丸めてからピッタリのものを使いましょう。
もうちょっとしっかり丸めたいなという場合は、
逆に小さめのミルタガネで整えてやると上手くいくことが多いです。
持ち手を買い増す
使用頻度が高くなると、持ち手を付け替えるのが面倒になってきます。
そこで私は持ち手を買い増して、かごに入れて収納しています。

始めから全部に持ち手が付いていれば、とても楽です。
↓amazonだと高めのモノしかない・・・。
専門店の安売りで、小さい持ち手が50円で売られることもあるので待ってみるのも手かも?
以上、ミルタガネの使い方いかがだったでしょうか。
色々書いたので難しく感じるかもしれませんが、やってみれば意外と簡単なハズです。
先も書いたように、今回の内容が宝石の留めに繋がります。
ただ、ちょっと難易度の高い内容もあり、留めをすぐに扱うかどうかは未定です。
留めはドリル刃の研ぎもセットになるのですよねぇ・・・・・
彫金教室では様々な技術を紹介しております。
よろしければのぞいて行ってください。
それでは。