ロウ付け下準備 断面をきれいにして合わせる。 彫金アクセサリー教室
2017
27
こんにちは。
こちらは彫金アクセサリー教室です。
今回は、ロウ付けで最も大切な工程の一つをやっていきます。
それは・・・・くっつける面をきれいに合わせることです。

ロウ付けにおいては、くっつけたいところをピッタリと合わせることがとても大切です。
前に、ロウ付けで毛細管現象について触れたのを覚えておられるでしょうか?
細かい管やスキマに液体が入っていく現象です。
断面をきれいにして合わせることで、スキマを小さくして毛細管現象を起こりやすくします。
毛細管現象が起こりやすくなれば、ロウ付けの成功率もあがります。
また、きっちりと合わせればロウ付けの強度も上がりますし、見た目もきれいになります。
逆にスキマが大きいと、くっつかなかったり、中途半端にくっついて強度がガタ落ちします。
まず、板から線をイトノコで切り出しましょう。(イトノコの扱いがわからない方はコチラ)
切り出した線の両端をロウ付けして輪っかにする練習を行います。
練習なので、幅は2~3㎜くらいの間で、お好みでドウゾ。
長さは4㎝~6㎝くらいで、お好みで。
ちなみに、サイズ棒持っている方はきっちり測って指輪を作ってみるのもアリです。
元から線の素材を持っているという方は、それを使ってもかまいません。
決まった幅で線を引くのは、カニコンパスが役に立ちます。
こんな風に、端に引っ掛けて使います。
端がガタガタになっていると、引かれた線もガタガタになるのでそこだけは注意です。

線を切り出したら、ヤットコかペンチで曲げましょう。
このように、両端が互いに向かい合い、かつヤスリを入れるくらいのスキマがあればOKです。

いよいよヤスリで削ります。
(ヤスリの持ち方はコチラの記事の後半にありますので、分からない方はドウゾ。)
両端を合わせた時にスキマの無いようにしないといけないので、
線とヤスリの角度を直角にします。
上から見た角度。

横から見た角度

これら2つを直角にしなければならないので、
私は平面ではなく立体的なイメージでヤスリを使っています。
ちなみにですが、
特に最初のうちは触覚頼みでやるとぴったり合いにくいです。
いったん手や指の触覚は無視して、視角頼みでやってみましょう。
線はしっかり手で持って固定し、ヤスリは肩と肘を動かして削りましょう。
手首を変に動かすとまっすぐに削れません。
完全に固定・・・はしなくてもよいですが、手首はあまり動かさないよう意識しましょう。
また削っているとだんだん角度がズレてくるので、
慣れないうちは3,4回動かしたら角度を軽く再確認してください。
面倒かもしれませんが、何度も失敗しているうちにできるようになっているので、
めげずに行きましょう。
すぐに疲れるようなら、変なところに力が入っています。
大丈夫。失敗しても、また削ればOKです。
力を抜いていきましょう。
次はいよいよトーチを使っていきます。
彫金教室では様々な技術を紹介しております。
よろしければのぞいて行ってください。
それでは。
こちらは彫金アクセサリー教室です。
今回は、ロウ付けで最も大切な工程の一つをやっていきます。
それは・・・・くっつける面をきれいに合わせることです。

きれいに合わせることの意味。
ロウ付けにおいては、くっつけたいところをピッタリと合わせることがとても大切です。
前に、ロウ付けで毛細管現象について触れたのを覚えておられるでしょうか?
細かい管やスキマに液体が入っていく現象です。
断面をきれいにして合わせることで、スキマを小さくして毛細管現象を起こりやすくします。
毛細管現象が起こりやすくなれば、ロウ付けの成功率もあがります。
また、きっちりと合わせればロウ付けの強度も上がりますし、見た目もきれいになります。
逆にスキマが大きいと、くっつかなかったり、中途半端にくっついて強度がガタ落ちします。
線を切り出す。
まず、板から線をイトノコで切り出しましょう。(イトノコの扱いがわからない方はコチラ)
切り出した線の両端をロウ付けして輪っかにする練習を行います。
練習なので、幅は2~3㎜くらいの間で、お好みでドウゾ。
長さは4㎝~6㎝くらいで、お好みで。
ちなみに、サイズ棒持っている方はきっちり測って指輪を作ってみるのもアリです。
元から線の素材を持っているという方は、それを使ってもかまいません。
決まった幅で線を引くのは、カニコンパスが役に立ちます。
こんな風に、端に引っ掛けて使います。
端がガタガタになっていると、引かれた線もガタガタになるのでそこだけは注意です。

線を曲げる
線を切り出したら、ヤットコかペンチで曲げましょう。
このように、両端が互いに向かい合い、かつヤスリを入れるくらいのスキマがあればOKです。

ヤスリで削る
いよいよヤスリで削ります。
(ヤスリの持ち方はコチラの記事の後半にありますので、分からない方はドウゾ。)
両端を合わせた時にスキマの無いようにしないといけないので、
線とヤスリの角度を直角にします。
上から見た角度。

横から見た角度

これら2つを直角にしなければならないので、
私は平面ではなく立体的なイメージでヤスリを使っています。
ちなみにですが、
特に最初のうちは触覚頼みでやるとぴったり合いにくいです。
いったん手や指の触覚は無視して、視角頼みでやってみましょう。
線はしっかり手で持って固定し、ヤスリは肩と肘を動かして削りましょう。
手首を変に動かすとまっすぐに削れません。
完全に固定・・・はしなくてもよいですが、手首はあまり動かさないよう意識しましょう。
また削っているとだんだん角度がズレてくるので、
慣れないうちは3,4回動かしたら角度を軽く再確認してください。
面倒かもしれませんが、何度も失敗しているうちにできるようになっているので、
めげずに行きましょう。
すぐに疲れるようなら、変なところに力が入っています。
大丈夫。失敗しても、また削ればOKです。
力を抜いていきましょう。
次はいよいよトーチを使っていきます。
彫金教室では様々な技術を紹介しております。
よろしければのぞいて行ってください。
それでは。