浪葉模様を彫ってみよう 彫金アクセサリー教室
2017
24
こんにちは。
こちらは彫金アクセサリー教室です。
前回、前々回と彫る幅の調節についてやってまいりました。
今回は、その習得した技術を使って一つ模様を彫ってみましょう。
↓浪葉模様とはこんなのです。

ちょっと光が反射して見にくいですが、各種パーツを別々に写した写真もあるので大丈夫なハズ。
浪葉は木の葉をモチーフにした模様です。
ですが、私は水の中でたゆたう水草に見えてしまいます。
「浪」については納得なのですが、木の葉っぽくはないかも。
まぁ、デザイン化する過程で原形をとどめないのはよくある話ですね。
この浪葉模様はまず大きく2つの彫りに分けられます。
まず一つは、線彫り
中心をとおる蛇行した線に集めるように彫ります。
線が集束していくのが美しい模様なので、この線彫りがメインです。
カクカクすると流線特有の美しさが損なわれるので注意が必要です。
二つ目は、枠の彫り
半円と尖って波打っている部分がありますね。
これらの配置、幅、長さがチグハグだと全体のデザインが崩れてしまいます。
メインは線彫りですが、こちらの方が難しい。
そして、この枠が上手くきまらないと線彫りが美しくなりません。
まずは線彫りです。
この線彫りのコツは、真ん中の線に短い支線を集束させるようにすることです。

彫る方向はこんな感じです。

左2本より、右2本の支線の方が
ちょっと真ん中の線に沿うようにして集めているのがわかるでしょうか?
この短い支線、今回は分かりやすいように真ん中の線と同じ太さで彫っています。
しかし、私としては支線を真ん中よりちょっと細めの線にすると美しく見えます。
そして、細めの線だと、右2本のように真ん中の線に沿うようにした方が美しく見えます。
もちろん、美しさの感じ方なんて人それぞれなので、太さを変えて自分のベストを探してみてください。
枠、と称しているのはこの部分です。
半円部分がちょっと浮いちゃってるけど見逃して(涙)

線彫りの流れを作るために、2つの波の部分の頭は半円の方に向けてあげましょう。

この枠の彫り方には二つの方法があります。
まず一つ目は波、波、半円と3つに分けて彫る方法です。
「幅が広くなる彫り」で2つの波を別々に彫り、その下に半円をくっつける感じですね。
まさしく今までのおさらいという感じ。
また、こちらの方が彫りやすいのでおすすめです。

二つ目は、幅の調節を応用して一回で彫ってしまう方法です。
これはちょっと難しいですが、一息にできてしまうので速いです。

一つ目ができるようになってからこちらに挑戦することをオススメします。
ちなみに、最初に出てきた一番上の浪葉模様の写真は一つ目、
このお手本の枠のみの写真は2つ目の方法で彫っています。
彫りの質感としては、
一つ目は深く彫りやすいので重厚な感じに、
二つ目は流れで彫れるので軽く滑らかな感じになります。
枠の幅や線の蛇行の大きさなど、ひとによって変わりますがどれも全て浪葉模様です。
お手本通りじゃないといけないなどとこだわり過ぎず、色々カスタマイズしてみましょう。
自分の好きなように変えていくと、いつの間にか自在に幅などの調節をできるようになっています。
何より、「こう彫らなきゃ!」なんて考えながらやっても楽しくありませんからね。
彫金教室では様々な技術を紹介しております。
よろしければのぞいて行ってください。
それでは。
こちらは彫金アクセサリー教室です。
前回、前々回と彫る幅の調節についてやってまいりました。
今回は、その習得した技術を使って一つ模様を彫ってみましょう。
浪葉模様とは。
↓浪葉模様とはこんなのです。

ちょっと光が反射して見にくいですが、各種パーツを別々に写した写真もあるので大丈夫なハズ。
浪葉は木の葉をモチーフにした模様です。
ですが、私は水の中でたゆたう水草に見えてしまいます。
「浪」については納得なのですが、木の葉っぽくはないかも。
まぁ、デザイン化する過程で原形をとどめないのはよくある話ですね。
メインは線の彫り、難しいのは枠
この浪葉模様はまず大きく2つの彫りに分けられます。
まず一つは、線彫り
中心をとおる蛇行した線に集めるように彫ります。
線が集束していくのが美しい模様なので、この線彫りがメインです。
カクカクすると流線特有の美しさが損なわれるので注意が必要です。
二つ目は、枠の彫り
半円と尖って波打っている部分がありますね。
これらの配置、幅、長さがチグハグだと全体のデザインが崩れてしまいます。
メインは線彫りですが、こちらの方が難しい。
そして、この枠が上手くきまらないと線彫りが美しくなりません。
線彫りと集束
まずは線彫りです。
この線彫りのコツは、真ん中の線に短い支線を集束させるようにすることです。

彫る方向はこんな感じです。

左2本より、右2本の支線の方が
ちょっと真ん中の線に沿うようにして集めているのがわかるでしょうか?
この短い支線、今回は分かりやすいように真ん中の線と同じ太さで彫っています。
しかし、私としては支線を真ん中よりちょっと細めの線にすると美しく見えます。
そして、細めの線だと、右2本のように真ん中の線に沿うようにした方が美しく見えます。
もちろん、美しさの感じ方なんて人それぞれなので、太さを変えて自分のベストを探してみてください。
枠の彫り方
枠、と称しているのはこの部分です。
半円部分がちょっと浮いちゃってるけど見逃して(涙)

線彫りの流れを作るために、2つの波の部分の頭は半円の方に向けてあげましょう。

この枠の彫り方には二つの方法があります。
まず一つ目は波、波、半円と3つに分けて彫る方法です。
「幅が広くなる彫り」で2つの波を別々に彫り、その下に半円をくっつける感じですね。
まさしく今までのおさらいという感じ。
また、こちらの方が彫りやすいのでおすすめです。

二つ目は、幅の調節を応用して一回で彫ってしまう方法です。
これはちょっと難しいですが、一息にできてしまうので速いです。

一つ目ができるようになってからこちらに挑戦することをオススメします。
ちなみに、最初に出てきた一番上の浪葉模様の写真は一つ目、
このお手本の枠のみの写真は2つ目の方法で彫っています。
彫りの質感としては、
一つ目は深く彫りやすいので重厚な感じに、
二つ目は流れで彫れるので軽く滑らかな感じになります。
あまり型にこだわりすぎずにいきましょう。
枠の幅や線の蛇行の大きさなど、ひとによって変わりますがどれも全て浪葉模様です。
お手本通りじゃないといけないなどとこだわり過ぎず、色々カスタマイズしてみましょう。
自分の好きなように変えていくと、いつの間にか自在に幅などの調節をできるようになっています。
何より、「こう彫らなきゃ!」なんて考えながらやっても楽しくありませんからね。
彫金教室では様々な技術を紹介しております。
よろしければのぞいて行ってください。
それでは。