毛彫りタガネ・線彫りタガネを作ろう。 彫金アクセサリー教室
2017
26
こんにちは。
こちらは彫金アクセサリー教室です。
線彫りタガネとは、その名の通り線を彫るためのタガネです。
片切タガネと比べ、細い線を彫ることに適しています。
線の幅を変えることは難しいですが、ヘアラインから彫り留まで幅広く活躍してくれます。
実は片切タガネより作るのが難しいので、ずっと後回しにしていた線彫りタガネ・・・。
ついに作っていきます!
作れさえすれば、扱いは簡単なので、ここが峠なのです!
まず、線彫りタガネの刃先を見てみましょう。
下側に2面上側に1面で、刃先は3面になります。
パッと見の印象は大きく異なりますが、両方とも線彫りタガネです。
上1面

斜め下から撮った構図

上1面、下2面が見える構図

タガネの大きさは1号か2号でいきましょう。
あまり大きすぎると、削るのが大変ですからね。
赤タガネを使う場合は、片切と同様に焼きなましや焼き入れなどをしっかり行いましょう。
削る順番としては
下側2面を削ってから上1面を削るのが私的にはやりやすいです。
ここは人によって違うはずなので、みなさんもいろいろなやり方を試してみてください。
さて、線彫りタガネを作るには2つの角度が大切です。
今回は2本の対照的なタガネを見本にしてみました。
まずは、真横から見て・・・

真横から見た時の角度が大きいほど深く彫りやすくなります。
逆に角度が小さいほど浅く彫りやすくなります。
初めは角度が小さい方が扱いやすいので、「角度小」と書いてある方を参考にしてみてください。
角度は40~50度といったところです。
とはいっても、多少大きくなりすぎたり小さくなりすぎても彫れるので、
最初はそこまで細かく気にしなくてもOKです。
2つ目の角度は、下から見た時のものです。

下からの角度が小さいほど幅の狭い線が彫りやすいです。
逆に大きいほど幅の広い線が彫りやすくなります。
幅の広い線を彫れるタガネの方が若干扱いやすいので、
下から見た時の角度は「角度大」と書いてある方を参考にしてみてください。
角度は大体60~80度くらいまでです。
90度付近まで行くと彫りにくくなるので、気持ち角度小さめにすると成功しやすいかもしれません。
2つの角度について説明しましたが、
線彫りタガネの製作で難しいのは下側2面を左右対称にすることです。

左右で角度や刃の幅が変わると途端に彫りづらくなります。
ただ、作れさえすれば使うのは片切タガネよりもずっと簡単です。
最初にも書いたように、峠は作るところなので、ミスしてもめげずにいきましょう。
彫金教室では様々な技術を紹介しております。
よろしければのぞいて行ってください。
それでは。
こちらは彫金アクセサリー教室です。
線彫りタガネとは、その名の通り線を彫るためのタガネです。
片切タガネと比べ、細い線を彫ることに適しています。
線の幅を変えることは難しいですが、ヘアラインから彫り留まで幅広く活躍してくれます。
線彫りタガネとは。
実は片切タガネより作るのが難しいので、ずっと後回しにしていた線彫りタガネ・・・。
ついに作っていきます!
作れさえすれば、扱いは簡単なので、ここが峠なのです!
まず、線彫りタガネの刃先を見てみましょう。
下側に2面上側に1面で、刃先は3面になります。
パッと見の印象は大きく異なりますが、両方とも線彫りタガネです。
上1面

斜め下から撮った構図

上1面、下2面が見える構図

線彫りタガネの作り方
タガネの大きさは1号か2号でいきましょう。
あまり大きすぎると、削るのが大変ですからね。
赤タガネを使う場合は、片切と同様に焼きなましや焼き入れなどをしっかり行いましょう。
削る順番としては
下側2面を削ってから上1面を削るのが私的にはやりやすいです。
ここは人によって違うはずなので、みなさんもいろいろなやり方を試してみてください。
2つの角度
さて、線彫りタガネを作るには2つの角度が大切です。
今回は2本の対照的なタガネを見本にしてみました。
まずは、真横から見て・・・

真横から見た時の角度が大きいほど深く彫りやすくなります。
逆に角度が小さいほど浅く彫りやすくなります。
初めは角度が小さい方が扱いやすいので、「角度小」と書いてある方を参考にしてみてください。
角度は40~50度といったところです。
とはいっても、多少大きくなりすぎたり小さくなりすぎても彫れるので、
最初はそこまで細かく気にしなくてもOKです。
2つ目の角度は、下から見た時のものです。

下からの角度が小さいほど幅の狭い線が彫りやすいです。
逆に大きいほど幅の広い線が彫りやすくなります。
幅の広い線を彫れるタガネの方が若干扱いやすいので、
下から見た時の角度は「角度大」と書いてある方を参考にしてみてください。
角度は大体60~80度くらいまでです。
90度付近まで行くと彫りにくくなるので、気持ち角度小さめにすると成功しやすいかもしれません。
角度と幅が左右対称であること。
2つの角度について説明しましたが、
線彫りタガネの製作で難しいのは下側2面を左右対称にすることです。

左右で角度や刃の幅が変わると途端に彫りづらくなります。
ただ、作れさえすれば使うのは片切タガネよりもずっと簡単です。
最初にも書いたように、峠は作るところなので、ミスしてもめげずにいきましょう。
彫金教室では様々な技術を紹介しております。
よろしければのぞいて行ってください。
それでは。