ペンチ・ヤットコを削って磨いてカスタマイズする。 彫金アクセサリー教室5-2
2017
11
こんにちは。
こちらは彫金アクセサリー教室です。
彫金のさまざまな場面で活躍するヤットコやペンチたち。
実は、用途などによって使いやすいように形を変えています。
今回は、削って磨いてカスタマイズした私のペンチ・ヤットコを紹介します。

カスタマイズ、なんていうと難しく聞こえるかもしれません。
しかし、そんなことはなくて、ペンチの角を削るだけでも使いやすくなります。

金属を挟む面の角を削るだけで、板や線が一気に傷つきにくくなります。
お次は丸線を曲げるときによく使うペンチです。
先ほどのペンチより光り輝いているのがわかりますか?
これは、線がより傷つかないように研磨しているのです。


このように丸くすると丸線を曲げるのに役立ちます。
デリケートな細線は、ちょっとでも角ばっているとすぐにに傷がついてしまうのです。

あんまり丸くすると小物や板を挟むときに滑りやすくなってしまいます。
片側だけこのように平らの部分をつくると安定性が増します。
傷つけたくないが、安定性もほしいという欲張りなコンセプトです(笑)
ちなみに、段差がついているのは小さいものとちょっと大きめな板の両方を挟めるようにするためです。
段差をつけると線や板が傷つきやすくなるので、一長一短ではありますね。
最後に溝をつけたペンチです。

ギザギザの溝がもともとついていたペンチを加工しました。
元のギザギザのままだと、ものすごく素材が傷ついてしまいます。
そこで、大きめの溝をつけます。
こうすることで、溝の幅、深さに対応した素材が非常に持ちやすくなります。
例えば、先端の小さい溝なら細い丸線や小さい部品の保持に役立ちます。
ただし、ちょっとでも大きいものを挟むとすぐに傷がついてしまうので注意が必要です。
ペンチやヤットコを削りたい場合は
タガネと同じように焼きなますか、モノによってはそのままでも削れます。
もし焼きなます場合は、持ち手のプラスチックカバーが溶けることがあるので、そこだけ注意してください。
なんなら、最初からちょっと溶けること覚悟でしっかり換気をしておくのもアリです。
百均のペンチでも自分で削れば十二分に使えるので、自分でカスタマイズするのは本当にオススメです。
彫金教室では様々な技術を紹介しております。
よろしければのぞいて行ってください。
それでは。
こちらは彫金アクセサリー教室です。
彫金のさまざまな場面で活躍するヤットコやペンチたち。
実は、用途などによって使いやすいように形を変えています。
今回は、削って磨いてカスタマイズした私のペンチ・ヤットコを紹介します。
角を削るだけでも

カスタマイズ、なんていうと難しく聞こえるかもしれません。
しかし、そんなことはなくて、ペンチの角を削るだけでも使いやすくなります。

金属を挟む面の角を削るだけで、板や線が一気に傷つきにくくなります。
研磨して丸線に対応できるペンチに
お次は丸線を曲げるときによく使うペンチです。
先ほどのペンチより光り輝いているのがわかりますか?
これは、線がより傷つかないように研磨しているのです。


このように丸くすると丸線を曲げるのに役立ちます。
デリケートな細線は、ちょっとでも角ばっているとすぐにに傷がついてしまうのです。
片側平らで安定性を。

あんまり丸くすると小物や板を挟むときに滑りやすくなってしまいます。
片側だけこのように平らの部分をつくると安定性が増します。
傷つけたくないが、安定性もほしいという欲張りなコンセプトです(笑)
ちなみに、段差がついているのは小さいものとちょっと大きめな板の両方を挟めるようにするためです。
段差をつけると線や板が傷つきやすくなるので、一長一短ではありますね。
溝をつけて小物をきっちり挟めるペンチに
最後に溝をつけたペンチです。

ギザギザの溝がもともとついていたペンチを加工しました。
元のギザギザのままだと、ものすごく素材が傷ついてしまいます。
そこで、大きめの溝をつけます。
こうすることで、溝の幅、深さに対応した素材が非常に持ちやすくなります。
例えば、先端の小さい溝なら細い丸線や小さい部品の保持に役立ちます。
ただし、ちょっとでも大きいものを挟むとすぐに傷がついてしまうので注意が必要です。
ペンチやヤットコを削りたい場合は
タガネと同じように焼きなますか、モノによってはそのままでも削れます。
もし焼きなます場合は、持ち手のプラスチックカバーが溶けることがあるので、そこだけ注意してください。
なんなら、最初からちょっと溶けること覚悟でしっかり換気をしておくのもアリです。
百均のペンチでも自分で削れば十二分に使えるので、自分でカスタマイズするのは本当にオススメです。
彫金教室では様々な技術を紹介しております。
よろしければのぞいて行ってください。
それでは。