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手彫り工房ブログ

手彫り工房のオフィシャルブログです。金属彫ってます。彫ってます。

甲丸リングに彫るの難易度高し。

2017
01
こんにちは。

甲丸リングってご存知ですか?
外側が曲面になっているこんなリングなんですが・・・。(磨く前)
甲丸リング難易度高 (3)

甲丸彫ってバリがでる。


ぐぬぅうううぅああああーーーーーー!!!!

バリが出る!
リング2本ほど彫って手ごたえはあるものの、まだ理想とは程遠い・・。
甲丸リング難易度高 (4)

わかってはいるんです。
左右対称ではなく、全体を大きく使えるような模様にすれば簡単だと!
重厚な深彫りではなく、もっと浅めの彫りにすれば簡単になると!
でもしょうがない。やってみたかったんだから。

曲面×曲面


リングは、曲面。
甲丸線も、曲面。
ということで、甲丸線をリングにしたら曲面×曲面。
もはや球面に近いです。
もうちょっと幅のある甲丸線なら曲面も緩やかなのに、私は幅3㎜に彫っています。ハハ・・。
甲丸リング難易度高 (1)

なぜ、甲丸リングに彫るのか


難易度が上がった甲丸リングになぜ彫るのか?
それは、単純に面積を確保したいからです。

今彫っている甲丸線の幅は3㎜。
ただし、外側の彫れるスペースの幅は、曲面なので約4㎜になります。
この差が実に大きい。

4mmになるとゴツイ感じになるので線の幅自体は3mmくらいでおさえたい。
しかし、彫りたい模様は4mmくらいのスペースが欲しい。
この矛盾に対する私なりの解答が、3㎜の甲丸線に彫るということなのです。
平たい平角線ではこうはいきません。

もちろん、甲丸線と平角線では彫金したときの印象が違ってくるので、そこにちょっとした狙いもあります。
ですが、やっぱり一番の目的はスペースですね。

あともう少し


あと少し、そんな気がする(笑)
甲丸リング難易度高 (2)
もっと滑らかにとか、まだ唐草の巻が甘いとか色々ありますが、
こういったものは一度カチリとハマれば一気に形になっていきます。
自転車を乗れるようになった時のような感覚といえばいいでしょうか。

そのカチリとハマる瞬間がもう少しで来そうなのです。
なので、あと少し。あと少し。
と、呪文のように唱えながら彫っていきまっッす。

それでは。