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手彫り工房ブログ

手彫り工房のオフィシャルブログです。金属彫ってます。彫ってます。

彫金アクセサリー教室 第一章 1-7:小物切り出し

2016
23
こんにちは。

こちらは彫金アクセサリー教室です。バックナンバーはココ。


小物は飛んで飛んで飛んで♪


小物は飛びます。
イトノコで切り終わった瞬間、ピューんとどこかへ行きます。
跳ぶではなくもはや飛ぶです。場合によっては2mくらい吹っ飛びます。

小さいためにどこへ行ったかもわからなくなる部品。
探すついでに恐る恐る始める掃除。

ウィーン、ガラガラガラッ

切り終わりはチョイ残し


飛んでいかないように、切り終わりはチョイ残しで行きましょう。
といっても、残しすぎると今度は取れなくなるので、大体これくらいです。
小さい部品の切りだし1

プラモデルの部品みたいな感じですね。
ノギスという道具で測ってみたら、0.6mmでした。

難しそうに見えますが、前回の「足踏み」ができれば大丈夫です。
最後の方を削るように、ジワリジワリと切ってやればできます。

もっとチョイ残しを目指すと、後が楽です。
小さい部品の切りだし2
ちょっとしか残さなすぎて回転していますが、これでつながっています。
これくらいだとちぎった跡もほとんど残らないので、ヤスリ掛けが楽です。

その切り出しちょっと待った!小物はヤスリをかけにくい。


切り出したあとの小さい部品というのは、ヤスリ掛けや研磨などの難易度が上がります。
具体的に言うと、人差し指の爪が削れてしまうほど難しいです。
(指の爪が削れるのは、彫金の宿命かもしれません)
指
そこで、完全に切り出す前の金属板につながった状態でヤスリ掛けなどをすると後の作業が楽になります。
守りたい、この人差し指!
実際、削りすぎると痛いですからね。

彫金教室では様々な技術を紹介しております。
よろしければのぞいて行ってください。

それでは。