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手彫り工房ブログ

手彫り工房のオフィシャルブログです。金属彫ってます。彫ってます。

包丁を研ぐ2~道具(砥石)編~

2015
20

さぁ,包丁を研ぐシリーズ2回目です。(一回目はこちら
さぁ,実際に研いでみよ~~~!(^^)ノ
と,行きたい所なのですが

まずは,砥ぐための道具,砥石からです。

もう持っているからイイや,という方は
包丁を砥ぐ3~実践編~へドウゾ


砥石には,荒砥(あらと),中砥(なかと),仕上砥(しあげと)があります。
プロなら,中砥→仕上砥できれいに仕上げます。

とにかく切れればいいジャン!
という方は,荒砥か中砥を使用します。
今回のシリーズは,とにかく切れればいいジャンスタイルで行きます(笑)

砥ぎの本やwebページには,中砥を使うべし,と普通紹介されています。
毎日砥ぐ!!
もしくは,一週間に一回くらいは砥いでみせる!
というアナタは,中砥を使用しましょう。
↓中砥です。



ただ,もし
正直,キツイわぁ~
1カ月に一回,いやもしかしたら,1年に一回になるかもしれんわぁ~~
というアナタは,荒砥がおすすめです。



なぜこういうチョイスになるかといいますと
荒砥,中砥,仕上砥の順で,砥ぎやすいです。
荒砥は,包丁を2,3回,「ジョリ」とあてるだけで,ケッコウ砥げます。
逆に仕上砥だと,何度も砥がないと切れるようになりません。


それじゃあ,荒砥だけつかえばイイんじゃない??
と思われるでしょう。
トコロガドッコイ,良い面もあれば悪い面もあります。
荒砥は,簡単に砥げる分,
砥いだ後の刃があまり美しくない
たくさん砥ぐと,包丁が擦り減って小さくなる,などのデメリットがあります。

そのため,頻繁に砥げるよ~という方は,中砥の方が良いです。

ちなみに
仕上砥は,中砥で砥いでから使用します。
こだわりたい方や美しく仕上げたい方はドウゾ。
↓仕上砥は若干高い



砥石も語り始めれば,キリがないという感じです。
プロの板前さんなんかは,ウン万円もする砥石を使っていることもありますからねぇ。