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手彫り工房ブログ

手彫り工房のオフィシャルブログです。金属彫ってます。彫ってます。

クリップと釘でハンマーを立てる~彫金師の収納術その2~

2016
18
こんにちは。

今回もやっていきます、彫金師の収納術です。
ちなみに、彫金師は金工師ともいいます。
元は金工師の方が正しかったみたいですが、今では彫金師の方が通りが良いですね。


ハンマーをどこに立てるか?問題。


彫金をするのにオタフク槌というものを使います。
このオタフクだけで数種類あったりするのですが、ほかにも槌は使います。
指輪を成形するものだったり、槌目をつける用だったりと目的に応じて様々です。

すなわち、彫金師はみなこの問題に突き当たるのです。
ハンマー、どこに置いておこうか?と。


ハンマーも手に取りやすい位置がいい。


先ほど使う金づちは数種類あるといいました。
それはつまり、作業している最中に持ち替えることがあるということです。
だから、置いておくにも、すぐに手の届くところではないといけません。

「ハンマー立て」なんてない、だから棚の横につけよう。


ちょうどいいハンマー立てなんてありません。
あったとしても、ちょうどよい置き場がありません。
だから、私はハンマーを立てる場所を棚の側面につけました。

釘とクリップでハンマーを立てる


見栄えが悪いことだけが難点(涙)
だけど、使いやすい。
ハンマー立て1


まずは、釘かネジを棚に打ち込みます。
手前を少し上にすると角度がついてハンマーが落ちにくくなります。
私は、先っぽだけネジで半分釘というモノを使っています。
貫通しないように気を付けましょう。
ハンマー立て2


次にクリップをとりつけて。
ハンマー立て3


ハンマーをセット。
ハンマー立て4


終わりです。
クリップは当然着脱可能なので、あとから物をかけるのに使いたくなった時も大丈夫です。


もうちょっと見栄えの良いハンマー立てを思いついたら、また記事にします。
それでは。