ダイヤモンドは砕ける!~じんせいの話~
2014
17
まず,言わせていただこう。
ダイヤモンドは砕けます!!!(金槌で)
ここで,あれ?と思う方は多いでしょう。
ダイヤモンドって,一番硬い(かたい)宝石なんじゃないの??
そうです。
確かに,最も硬い宝石です。
ただ,硬いことと,丈夫なことは違うんです!!!!
↓って,言われても・・・ですよねぇ。

宝石での「硬い」は,「硬度」で表されます。
硬度は,傷の付きやすさ,付きにくさを示し,1~10まであります。
ダイヤモンドは硬度10で,最も傷の付きにくい宝石,ということですね。
一方
宝石の「丈夫」さは,「じんせい」で表します。
人生・・・・ではなく,靭性と書きます(笑)
ただ,靭性だと読みにくいので,ここでは「じん性」と表記します。
今回は,この,じんせい・・・いや「じん性」のお話
宝石のじん性(丈夫さ)こそ衝撃に対する強さです。
ダイヤモンドのじん性は7です。
ひすいやルビー・サファイヤはじん性8なので,
衝撃にはひすいやルビー・サファイヤのほうが強いということになります。
まぁ,要するに
傷の付きやすさと衝撃での壊れやすさは異なるんだよ
ということを覚えておいていただけるとよろしいかと思います。
この違いが,エメラルドなど欠けやすい石で重要になってくるのですよねぇ。
ということで,ダイヤモンドは砕けます。・・・・・以上
以上
・・・・以上
これにてお終い
と,見せかけて・・・
さぁて・・・・ここからが余談です。
もう,お腹イッパイ!!という方は
これにて,ありがとうございました。
~~~~~~~~~~余談~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♪
さぁ,皆様
元々硬度が高いことで有名なルビー・サファイヤはともかく
ヒスイ(硬玉)が丈夫というのはどうなんだろ??
と思われる方もいるハズ。
実は,ヒスイは潜晶質といって,細かい結晶が集まってできています。
これが,丈夫さの秘訣になっているのです。
↓集まれば強い?!

じゃあ,もし
ダイヤモンドの細かい結晶が集まったら最強じゃないか!
ということになります。
あります!!!!!
その名もカルボナード!
ダイヤモンドの変種です。
こんなおいしそうな名前して(同名のベルギー料理がある)
して,その,じん性は,10!
ということで,やっぱり一番強いのはダイヤモンドだった,というオチで
ありがとうございました~