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手彫り工房ブログ

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イトノコで金属を切る!~第二回「イトノコの動かし方」~

2015
23
こんにちは。

イトノコで金属を切る!第二回目はイトノコの動かし方です。


イトノコは基本的に垂直に上下動させる。


垂直、これがたいせつです。
きれいに垂直ならイトノコ刃は長持ちしますし、正確に切れます。
特に曲線を切るときは、垂直じゃないとうまくいきません。
イトノコ刃は基本垂直


ただ、真っすぐを切るときや切りはじめは、前に傾けたほうが良いこともあります。
なので、「基本的」に垂直なのです。

真っ直ぐと曲線切りは、別物だと思おう


すでにちょっと触れましたが、直線と曲線では切り方が違います。
直線は前に傾けたほうが、特に初めての方はやりやすいでしょう。
私も、直線なら少し前に傾けます。

↓少し前に傾けて直線切り
直線切り


直線と曲線では、傾けかたをはじめとして、かなり勝手が違います。
第一回の固定でも書きましたが、力のかかりかたが異なるのです。

たいていの方はまず直線切りに挑戦します。
しかし、直線をやってから曲線に挑戦する場合は、この2つは別物なんだととらえたほうが上手くいきます。


厚めの金属板は左右に傾かないように注意


厚めの金属板を切るときは、どうしても薄い場合より力を入れなければいけません。
しかし、そんな厚い板ではより垂直をしっかり意識しましょう。

力を余分に使う分左右に傾きやすくなります。

また、板が厚い分、断面が斜めになっているのが目立ってしまいます。


左右にブレ


切った断面が斜めになってしまわないよう、注意しましょう。

ちなみに、厚い板のほうが固定は簡単です。
逆に薄い板はイトノコが上に行くとき引っ張られてしまうので、動きやすいです。
何事にも、一長一短ありますね。


それでは、良い金属切断ライフを!